モンゴル自由連盟党

 

 ウランバートル宣言


2010年11月01日掲載

 

 

2006年12月21日、モンゴル自由連盟党が創立した。我が党が創立して以来、モンゴル民族の自由のためにたたかっている個人及び団体、外国の支援者と一致団結して中国共産党の不当な扱いを受け続けてきた南モンゴル人の人権や自由、モンゴル民族文化や習慣を守るためにたたかってきた。その結果、我が党の創立の主旨を世界中に知らせることができたばかりではなく、我が党の活動に理解を示す人々がより多くなってきた。


   そして、2010年の夏、モンゴル国のウランバートル市において「モンゴル自由連盟党臨時大会」を開くことができた。ここで本大会によって決定された諸規定を世界に宣言する。


1つ、中国共産党に長年支配されてきた南モンゴルにおいては、モンゴル民族の文化が漢族文化に飲み込まれつつあり、地下資源の開発などによって草原が破壊されて、生態系が大きく崩れており、モンゴル民族の存続が危機に立たされている。また、今日の南モンゴルにおけるモンゴル人には政治的権利、言論の自由は言うまでもなく、民族古来の記念日を祝う権利や民族の歴史を知る権利すらなくなっている。それゆえに、南モンゴルにおけるこのような実情を打開するためにたたかっている我が党のたたかいは正義のたたかいであり、自由・人権を尊重する世界の流れに一致しているので今後も多くの人々が我々の活動に理解を示してくれると信じている。しかし、我々の活動をより充実させるためには南モンゴルの亡命政府を樹立させることが必要である。南モンゴルの亡命政府を樹立させることは我々の勝利の鍵となると我が党及び支援者が信じている。それゆえに、我々は、南モンゴルのためにたたかっている内モンゴル人民党、南モンゴル人権情報センター、その他の団体及び個人と連携をすることを待ち望んでいる。


1つ、今日、独立国家であるモンゴル国も中国の経済的侵略を受けており、中国の経済植民地になる寸前である。また、モンゴル国の人々は中国人による違法な行為に日々悩まされている。それゆえに、我々は、同族であるモンゴル国の未来のために共にたたかわなければならない。我々は、聖なる大地、偉大な歴史を共に守らなければならない。チンギスハーンが崇拝した聖なるボルハン・ハラダン山は今日もモンゴル人のシンボルとして高くそびえており、モンゴル人の期待の的・精神的支え・信仰の源となっている。我々はこのような民族の誇りの下で一致団結して外敵からモンゴル人の領土を守らなければならない。


1つ、世界各国に分散しているモンゴル人が連携することが求められている。今日、一部のモンゴル人には諦めがみられる。しかし、ソビエトの崩壊や民主主義及び自由人権を尊重する世界の流れは、我々に進むべき方向を教えてくれた。また、自然を大切するモンゴル文化や習慣、祖先の箴言及び法典はモンゴル人の心の故郷であり、この原点に立ち戻って考え直すことによって人々の自信や精神面の喪失が取り戻されるはずである。そのために、我々がなすべき課題の1つは、今後、モンゴル社会を支え続ける精神的な支柱を確立させることである。その前提として、歪んだ精神を持った一部の外国人の歴史家によって捏造されたモンゴル歴史を訂正し、歴史的事実に基づいたモンゴルの歴史をまとめることが必要である。これによって、世界中のモンゴル人は、自民族の歴史に対して共通した認識を持つことになるばかりではなく、これが、世界中のモンゴル人の共通思想の礎にもなると考えている。また、グローバル化は世界中のモンゴル人の相互交流を深め、一致団結する機会をもたらした。これはつまり、我々は互いに交流を深め、モンゴル民族の未来のために歩調を合わせてたたかう時代が到来したことを意味しいる。

2010年9月11日、モンゴル自由連盟党がウランバートル市にて宣言する。

 

 

 

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