楊海英先生について

モンゴル自由連盟党は静岡大学教授・楊海英先生の著作・活動を支持します。
楊海英先生は南モンゴル出身、モンゴル名はオーノス・チョクト。日本帰化後の日本名は大野旭。モンゴル人数十万人が中国共産党政府により殺害された文化大革命期の研究で知られ、『墓標なき草原 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』は司馬遼太郎賞を受賞しました。

南モンゴル牧畜民の逮捕、そして年老いた母と娘のメッセージ……【動画・写真】

ダブシラト(Dabshiltu),39歳。南モンゴルドゥルベド旗牧畜民。北京へ、そして今度はフフホトへ陳情に行き、「旗」に戻ってきたあと、牧畜民達の抗議デモに参加したため、妻のナランホアラ(Naranhuar)と共に警察に拘束された。
写真に写ってるのは86歳のおばあちゃんと娘だ。二人は、「旗」政府に来て拘束された二人の事を聞こうとしたが、政府関係者及び警察は会おうともしない、特に警察は完全無視。まるで人形みたいに立ち並んでいる。
“真冬の南モンゴルだよ、あそこは”
 

 
おばあちゃん:この子はまだご飯を作ることもできない、学生だよ。
          うちの二人の子はどこなの? わたしを子供達のところに連れて行って、じゃないと、ここから離れない。
孫:私の両親を逮捕して、どうして釈放しないの? なんで夜中に逮捕する必要があるの? 昼間に人ごみの中じゃできないの? 今の今までなんも返事もないし。
おばあちゃん:私は夕べ倒れたときに肩を怪我して、孫に起こしてもらおうとしたけど幼い彼女には無理だった。
孫:今すぐうちの両親を釈放して!
おばあちゃん:いつも夜のトイレはこの子の両親が担いで行ってくれる。この子にやってもらったら転んじゃうし、もうどうしようもない。仕方ないからここにいるのよ。
孫:私の母さんにどんな拷問をしているか知らないけど、おばあちゃんは我慢の限界よ!
周りの人:腐った政府は夜中でしか仕事できねーのか。
       みんなでコールしよう。解放せよ。
       100人以上参加したのになんで数人しか捕まえないの。
おばあちゃん:私の子供たちはどんな罪を犯したの? 反革命でもしたの? 共産党に抵抗でもしたの? もしそうなら証拠を見せなさいよ。政府は貧しい人々を救い、国民の道しるべになるはずが、夜中の強盗みたいに子供たちを連れていくのはおかしいでしょ。