南モンゴル人権闘士ハダ氏が釈放されてから3か月を過ぎた3月24日、当局より身分書が渡された。当局はハダ氏に、保険などに加入するための申請などができると言ったが、氏はそれを拒否したと自由アジア放送(http://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql1-03262015105046.html#.VRTmTdi5j_o.facebook)の取材で書かれている。
実のところ、社会保険や健康保険などを順調に申請するとしたら当局による色々な条件を受け入れないといけない。ハダ氏は、今後海外に行っても、たとえ行けなくても、南モンゴルの将来と利益のために自分の残されている命をささげるとはっきり表明している。
2月にフランスの二人の記者がハダ氏を取材するとして、フフホト市から追い出され、また二人のカナダの記者も同じく追い出されている。
内モンゴル自治区当局はハダ氏を釈放したが、監視はもっと厳しくなっている。情報によれば3月18日から現在に至るまで、朝8時~夕方10時の間、二人の警察がハダ氏の住んでいるマンションの部屋のある階の階段でイスを置いてずっと見張っていた。ハダ氏がもし外へ出て散歩しようとしたら、外で待っているほかの二人の私服の警察が後ろで見張ることになっている。
自らの国民に対して、このように酷いことをする国家はもう先が見えているだろう。いくら軍事力、経済力を持っていると威張っても、崩壊に近づいていることは間違いない。
(レポート テムルン)