アジア太平洋条約機構(Pacific Asia Countries Treaty Organization)幹事の両角昌清博士は中国人による南モンゴルでのモンゴル人襲撃に際し、国連人権高等弁務官へ英文の書簡を送付いたしました。以下はその日本語訳です。
平成25年5月17日
スイス、ジュネーブ10、CH 1211
バレスデナション
国連人権高等弁務官
ナピ・ピレー殿
謹啓
時下益々ご清栄の事とお喜び申し上げます。さて私は昨年11月26日にチベットの焼身自殺につきチベットに調査団の立ち入り検査を要請した書簡を拝送しました。然し、チベットは100人以上の焼身自殺者を出しています。貴方が少なくとも調査団を作ろうとした主導には感謝します。
今日は南モンゴルのシリンゴル盟、西ウジムチン旗バヤンファ鎮のサルラガチャで、中国人百人以上が棍棒などを持って地元のモンゴル牧畜民を襲撃した事件について貴官にご報告申し上げます。モンゴル人十人以上が大怪我をし、モンゴル人達の車、オートバイなども破壊されました。写真から見ても分かるように怪我人の中に女性もいます。原因は土地をめぐる紛争であるといわれています。
バヤンフア鎮とは、有名な炭鉱の露天掘りをしている所であります。二年前、モンゴル人のメルゲン氏が中国人にひき殺された所もこの西ウジムチン旗でした。ご存知の様に漢人はモンゴル人から彼ら牧畜民の暮らしの糧である土地を没収しました。現在モンゴル人は牧畜地を中共政府から賃借りして居ます。支那から移住して来た漢人はモンゴル人の土地を略奪したのみならず命も奪いました。しかしそれらの犯罪を犯したにも拘らず誰も起訴されたり逮捕はされて居ません。これ等の事件は中国共産党が1950年頃南モンゴルに不法侵入してから起りました。其れ以来土地は奪われ、兄弟は殺害され、姉妹は強姦されました。2千万人以上の漢人がモンゴルに移住し天然資源(99%の支那のレアアースは南モンゴルから発掘されます)、貴金属、鉄鋼は無謀に発掘され、略奪されました。南モンゴルは支那の不法占領下です。国連は事実調査団を速やかに南モンゴルに派遣しモンゴル人の非人道的な威厳に反する状態から解放すべきです。現在の中国共産党の支配は人権蹂躙侵害であり非人道的です。解放第一歩は現地調査団の立ち入り調査です。
我々はこの書簡を書留郵便を送付しましたので貴官が自ら受け取らねばなりません。其の様な訳で適当な期間の間にご返答を期待してます。返答住所は次の通り:(編集者注:住所省略)。
謹言
アジア太平洋条約機構幹事,理学博士両角昌清