12月2日、アジア民主化促進会議の主催で行われました「第三回アジアの民主化を促進する東京集会」にダイチン代表が参加いたしました。(ダイチン幹事長は近く行われました党の会議で、自由連盟党幹事長から党代表となりました。これについては今後改めてお伝えいたします)
他、http://freeasia2011.org/20131202/photo/に当日の写真が掲載されております。
ダイチン代表演説「我々の共通の憧れである平和な未来のため」
皆さんこんばんは。ご紹介頂きました、モンゴル自由連盟党のダイチンと申します。
我々が、昨年「第二回アジアの民主化を促進する東京集会」を開催していたとき、国際社会は我々の会議ではなく、中国の共産党第18回大会に注目していました。そして今年も、国際社会は中国共産党の「中央委員会第三回全体会議」、いわゆる三中全会に注目しています。これはおそらく、中国が変わるかもしれないという期待からなのでしょう。国際社会だけでなく、政治家たち、学者たち、専門家たち、また日本のNHKを含めた大手マスメディアなどは皆、「中国共産党の三中全会」に対して、何かしらの期待、希望を持っていたに違いありません。中国共産党政府がこれらの会議を通して、外交、軍事、国内政策が大きく変わるのではないかと、少しでも改善されるのではないかと。しかし、その結果はどうだったでしょうか?
「第18回大会」が終わりました、「三中全会」も幕を閉じました。二つの大会から生まれたのは何もなく、ただ習近平と「国家安全委員会」の存在だけでした。また、我々の領空にファシズム・ヒトラー的な戦闘機の飛んでくる数が増えただけでした。そして数日前には、「防空識別圏」の設定の発表がありました。中国共産党政府の言動はまさに、国際社会の希望と期待を裏切るものでした。
また、日本の企業家達、ヨーロッパ、アメリカの企業家達などは、皆が中国本土に憧れ、経済的な利益ばかり求めて、進出していく一方です。しかし経済利益だけで、国家の安全、領土の主権を守ることができるでしょうかか。
日本の地震、フィリピンの地震。これらの災害に対し中国政府がどんな行動をとったのか、それを見れば中国の本質がはっきりとわかるはずです。
2008年、中国共産党政府がオリンピックを開催するため、国際社会に多くの約束をしました。そのとき、世界各国の政治家たちも歓迎的でした。それから5年もたった今日(こんにち)まで、中国共産党政府は自らのした約束を守ってきたのでしょうか。
またさらに、先月12日(11月12日)、中国、ロシア、キューバ、ベトナム、サウジアラビア、アルジェリアなどの人権侵害が問題とされている国々が国連人権理事会の新たな加盟国に選出されました。人権侵害のきわめて多い国が人権理事会に加わるとは、本当に皮肉なことですし、今後多くの問題を引き起こすに違いありません。
中国共産党政権は今現在、周りの国々に自分の経済力を浸透させています。ソフトパワーをもじわじわと浸透させようとしています。ですが、これらはやがて軍事的行動や大量移民などの強引で暴力的な手法になっていくのです。
こうしたやり方はまず我々の南モンゴルで行われ、中国政府はここから得た経験を今ウイグルとチベットで生かしています。さらに香港、台湾に対して使っているのもかつての南モンゴルで行った手段の現代版です。私たちの先人は中国人に対し、素直で、友好的でした。しかし、最後にどのようになったと思いますか。すべてを失いました。現在の南モンゴルを見てください。中国政府によって大量の漢民族が南モンゴルに入植。本当に、すべてが失われてしまったのです。我々が1000年以上大切にしてきた草原も、土地に合わせた牧畜という生き方も、言語も、宗教も、歴史も、土地も、文化も、すべてです。もちろん、モンゴル人への弾圧も途絶えることがありません。
先ほど述べましたとおり、私たちの先人は中国人に対し、素直で、友好的でした。現在の米国、欧州の政治家、日本の企業家も同じように中国共産党政権の甘い話を信じてしまっています。それは破滅に向かう道だと、改めて強く訴えたいと思います。
先月6日、大東亜会議70周年の記念大会が東京で開かれました。私たちは、70年前の決議を忘れてはなりません。その精神を忘れてはなりません。この新しい共産ファシズムの中国共産党政権の侵略主義、覇権主義に抵抗するため、私たちは、日本、インド、オーストラリア、ベトナム、ミャンマー、台湾と連帯し、共同でアジア諸国の領土の主権、安全と平和を守り続けなければなりません。アジア諸国の経済の発展、秩序の維持、幸福な生活を構築するため、一緒に連携しなければなりません。
ありがとうございました!