楊海英先生について

モンゴル自由連盟党は静岡大学教授・楊海英先生の著作・活動を支持します。
楊海英先生は南モンゴル出身、モンゴル名はオーノス・チョクト。日本帰化後の日本名は大野旭。モンゴル人数十万人が中国共産党政府により殺害された文化大革命期の研究で知られ、『墓標なき草原 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』は司馬遼太郎賞を受賞しました。

今年5月、モンゴル国から中国へ南モンゴル人活動家2人が強制送還された件について

今年の5月、モンゴル国が南モンゴル出身の二人の若者(人権活動家Dalaibaatar,Tulguuri)を中国に強制送還した。周知の通り、モンゴル国は天然資源が豊富で、中国の進出が著しい。モンゴルと中国の戦略的なパートナーシップも強化されている中、この強制送還はモンゴル国が、中国主席のモンゴル訪問に対して送った「プレセント」ではないかという見方もある。
 
この強制送還に対し、海外南モンゴルの一部の団体がモンゴル国大統領、首相あてに出した公開信がこの画像である。大意は以下の通り。
 

モンゴル国大統領、首相あての公開信

モンゴル国大統領、首相あての公開信


周知の通り、モンゴルのエルベグドルジ(Elbegdorji)大統領が「みんな一緒になろう!」と世界に散らばっているモンゴル人たちに呼びかけをしました(2011年12月、モンゴル独立宣言100周年の議会での記念演説)。これが、世界中のモンゴル人に感動と希望を与えたのは違いありません。南モンゴルの若者たちも、モンゴル国で学美や働く人たちも増えました。
しかし、最近のモンゴル国で大統領の呼びかけを裏切るようなことが相次いで起こっています。二人の南モンゴル出身の若者を中国に強制送還したことがこれを表しています。
我々は、モンゴル国の独立を尊敬し、その発展を祈ります。モンゴル国も夢を持っていった南モンゴルの若者たちに人権と平等を与えてほしいと考えます。