ダブシラト(Dabshiltu),39歳。南モンゴルドゥルベド旗牧畜民。北京へ、そして今度はフフホトへ陳情に行き、「旗」に戻ってきたあと、牧畜民達の抗議デモに参加したため、妻のナランホアラ(Naranhuar)と共に警察に拘束された。
写真に写ってるのは86歳のおばあちゃんと娘だ。二人は、「旗」政府に来て拘束された二人の事を聞こうとしたが、政府関係者及び警察は会おうともしない、特に警察は完全無視。まるで人形みたいに立ち並んでいる。
“真冬の南モンゴルだよ、あそこは”
おばあちゃん:この子はまだご飯を作ることもできない、学生だよ。
うちの二人の子はどこなの? わたしを子供達のところに連れて行って、じゃないと、ここから離れない。
孫:私の両親を逮捕して、どうして釈放しないの? なんで夜中に逮捕する必要があるの? 昼間に人ごみの中じゃできないの? 今の今までなんも返事もないし。
おばあちゃん:私は夕べ倒れたときに肩を怪我して、孫に起こしてもらおうとしたけど幼い彼女には無理だった。
孫:今すぐうちの両親を釈放して!
おばあちゃん:いつも夜のトイレはこの子の両親が担いで行ってくれる。この子にやってもらったら転んじゃうし、もうどうしようもない。仕方ないからここにいるのよ。
孫:私の母さんにどんな拷問をしているか知らないけど、おばあちゃんは我慢の限界よ!
周りの人:腐った政府は夜中でしか仕事できねーのか。
みんなでコールしよう。解放せよ。
100人以上参加したのになんで数人しか捕まえないの。
おばあちゃん:私の子供たちはどんな罪を犯したの? 反革命でもしたの? 共産党に抵抗でもしたの? もしそうなら証拠を見せなさいよ。政府は貧しい人々を救い、国民の道しるべになるはずが、夜中の強盗みたいに子供たちを連れていくのはおかしいでしょ。