楊海英先生について

モンゴル自由連盟党は静岡大学教授・楊海英先生の著作・活動を支持します。
楊海英先生は南モンゴル出身、モンゴル名はオーノス・チョクト。日本帰化後の日本名は大野旭。モンゴル人数十万人が中国共産党政府により殺害された文化大革命期の研究で知られ、『墓標なき草原 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』は司馬遼太郎賞を受賞しました。

第三回アジアの民主化を促進する東京集会にダイチン代表が参加いたしました

12月2日、アジア民主化促進会議の主催で行われました「第三回アジアの民主化を促進する東京集会」にダイチン代表が参加いたしました。(ダイチン幹事長は近く行われました党の会議で、自由連盟党幹事長から党代表となりました。これについては今後改めてお伝えいたします) 他、http://freeasia2011.org/20131202/photo/に当日の写真が掲載されております。   ダイチン代表演説「我々の共通の憧れである平和な未来のため」

南モンゴル自由民主運動の旗と演説するダイチン代表。

 皆さんこんばんは。ご紹介頂きました、モンゴル自由連盟党のダイチンと申します。  我々が、昨年「第二回アジアの民主化を促進する東京集会」を開催していたとき、国際社会は我々の会議ではなく、中国の共産党第18回大会に注目していました。そして今年も、国際社会は中国共産党の「中央委員会第三回全体会議」、いわゆる三中全会に注目しています。これはおそらく、中国が変わるかもしれないという期待からなのでしょう。国際社会だけでなく、政治家たち、学者たち、専門家たち、また日本のNHKを含めた大手マスメディアなどは皆、「中国共産党の三中全会」に対して、何かしらの期待、希望を持っていたに違いありません。中国共産党政府がこれらの会議を通して、外交、軍事、国内政策が大きく変わるのではないかと、少しでも改善されるのではないかと。しかし、その結果はどうだったでしょうか?  「第18回大会」が終わりました、「三中全会」も幕を閉じました。二つの大会から生まれたのは何もなく、ただ習近平と「国家安全委員会」の存在だけでした。また、我々の領空にファシズム・ヒトラー的な戦闘機の飛んでくる数が増えただけでした。そして数日前には、「防空識別圏」の設定の発表がありました。中国共産党政府の言動はまさに、国際社会の希望と期待を裏切るものでした。 …

楊海英先生メッセージ「若きモンゴル人に寄せて」

静岡大学教授 楊海英先生

 私たちモンゴル人は世界史に名前を轟かせてきた民族である。13世紀に歴史の表舞台に登場して以来、数々の偉業を成し遂げてきたことは、洋の東西を問わずに高く評価されている。モンゴル人はずっとと歴史の主人公でありつづけてきたが、たまに、ある部族(ayimagh)が他人の支配下に置かれることもあったが、集団的な虐殺の対象にされることは、清朝末期の金丹道事件と文化大革命中のジェノサイドを除いて、ほかになかった。言い換えれば、中国人が主として、私たちをギロチン台に追い込み、血腥い屠刀を振り下ろしてきたのである。この歴史をモンゴル人として生まれてきた者は、今後、未来永劫にわたって、決して忘れてはいけないことである。  文化大革命の場合だと、中国政府の公式見解によると、およそ34万人が逮捕され、27900人が殺害され、12万人に身体障害が残ったという。当時のモンゴル族の人ロは150万人弱だった状況を考えると、一つの家庭から最低一人が捕まえられ、50人にー人が殺されている。ほかにレイプなど性的犯罪が横行し、強制移住と母語の使用禁止が十年間にわたって強制された。これらはすべて政府と中国人すなわち漢民族主義で実施されたものである。過去に「日本に協力した罪」とモンゴル人民共和国との統一合併を目指した歴史が虐殺のロ実とされたのである。  中国人たちはいつももっとも美しい言葉を振りかざして、もっとも残酷で、人類の倫理道徳に反する凄惨な犯罪を私たちモンゴル人やチベット人、それにウイグル人に対しで犯してきた。彼らは非常にうまく歴史を隠蔽してきたので、彼らの人道に対する犯罪はいまだに裁かれていない。モンゴル人大量虐殺事件は、ナチス・ドイツによるホロコースと同じ残酷で、規模も大きい。  モンゴル人が大量虐殺された歴史は、内モンゴル(南モンゴル)に住むすべてのモンゴル人たちの「民族の集団の歴史的記憶」となっている。老若男女を問わずに、この事件を知らぬものはいない。私は20数年間かけで約100人以上の関係者にインタビューしたし、同時に多くの文献史料を集めた。『墓標なき草原』と同時に、資料集を5冊、公開した。すべて中国政府によるモンゴル人ジェノサイドに関する第一次史料である。中国政府の史料で、この事件の性質を証明しなければならない。 文化大革命の真実を分かった方々にお願いしたい。膨大な証言と第一次資料を用いて、国連人権委員会と国際人道法廷に訴えてほしい。つまり、これだけのモンゴル人が血を流したにもかかわらず、中国政府と虐殺を指揮した政府高官や直接殺人を働いた中国人たちはまだ、裁かれていないのである。今日、ある一国内の反人道の犯罪でも国際社会の介入による裁判が行われている。たった四十年前の反人道の犯罪を野放しにしてはいけない。勇気ある方々の登場に強く期侍したいところである。犯罪を裁いて初めて、真相和解が可能である。隠蔽し、歪曲するだけでは、和解は不可能だ。  モンゴル人は「古くから中国の統一された、多民族国家の一員」ではない。第二次世界大戦のあとに、秘密に結ばれた『ヤルタ協定』が私たちの意思に反して、私たちを中国人に売り渡したに過ぎない。今日、モンゴル人たちが複数の国に分かれて住んでいても、お互いの運命に注視しなければ、またお互いに団結しなければ、常に他人に分割統治される危険性がある。自らの運命を変えるためにも、歴史の真相把握から始めよう。


楊海英静岡大教授講演会「中国の民族問題 ―モンゴルとウイグルから考える」報告

静岡大学教授 楊海英先生

評論家で、表題の講演会でも司会を務められました三浦小太郎先生から講演会の報告文書の掲載許可を頂きました。ここにご紹介いたします。

ダイチン幹事長

なお、講演会では我が党のダイチン幹事長が閉会にあたりあいさつをいたしました。アジア自由民主連盟協議会のペマ・ギャルポ会長、日本ウイグル協会のイリハム代表、吉田康一郎元都議もいらっしゃいました。 http://freeasia2011.org/japan/archives/2841 …