日本の知識人や外交評論家らによって組織された「アジアの民主化を促進する会」実行委員会は2012年12月6日に東京都文京シビックホールにて「第二回アジアの民主化を促進する東京集会」を開催され、十数カ国や地域の代表が参加し発表しました。この集会の実行委員長は著名な外交評論家の加濑英明氏であり、「アジア自由民主連帯協議会」が協催しました。アジア各地域から300人以上の人々が会議に参加しました。台湾、チベット、東トルキスタン、南モンゴル、北朝鮮、ミャンマー、べトナム、日本などの国々や地域から各団体が参加されました。
加濑実行委員長は「日本とインドはアジア地域の民主自由の中枢であり、日本はアジア地域の民主や自由のために努力すべきです。このような集会は毎年行い、来年は大東亜宣言70周年記念会を行う予定です」と発表しました。また、呉竹会アジアフォーラムの会長頭山興助氏は、「私にも沢山の中国人の友人がいますが、40年前に北京にて日本国と中華人民共和国との平和友好条約の基礎になった共同声明の調印を検証しました。その3年後、南京大学にて講演に参加し、中国の大学生が中国共産党に洗脳されていることに気付き共産主義の邪悪さを認識しました」と述べました。さらに、「アジアの復興でも、日本の存在でも団結は不可欠であり、健全なアジアの建設のために皆で一緒に努力しなければいけない」としました。
世界最後の共産主義帝国である中国共産党独裁政権及びその仲間たちの北朝鮮、べトナム、ミャンマーは国民の人権を蹂躙し、民族伝統文化を破壊し、他国の領土を侵略している。これを阻止するために、アジアの諸民族と民主的国々、民主・自由を尊重する世界の人々と連携し、アジアの民主化を促進させ、民族自決権を確立することはますます重要になってきたこれが発表された方々の共通認識でした。
第一部では、まずニューヨーク・タイムズ元東京支局長のヘンリー・S・ストークス氏が「日本はアジアの光だった」というタイトルで講演を行い、第一次世界大戦後のパリ講和会議において人種差別撤廃の案を提出し、後に民主化を歩むアジアの国々を支援した日本の功績を紹介しました。またインドネシア独立宣言には日本の皇紀2605年と明記されており、日本への感謝を表していることを紹介しました。次に、NPO日印友好協会理事長、大阪国際大学名誉教授の岡本幸治氏が講演を行い、学者の視野で中国の現状を分析しました。「中国共産党独裁政権は人間性や道徳に欠ける経済大国、軍事大国をつくりだした。多くの中上位層の中国人が緊急の事態に備えて外国のパスポートを希望し、安全な場所を望んでいる。そして、如何にして中国共産党の悪行を阻止するかはアジアにおける21世紀の最大の課題である」と指摘しました。
第二部ではチベット、東トルキスタン、南モンゴル、北朝鮮、ミャンマー、べトナムなどアジア諸民族の代表たちの発表が行われ、中国共産党独裁政権からの抑圧による残酷な現状を訴えました。台湾から参加した政治評論家の林保華氏は「馬英九による奴隷化宣伝や中国共産党に応じる人が出るのではないか心配だ。アジアの人々が共に中国共産党に圧力をかけるべき。中国人も中国共産党の歪んだ民族主義の扇動に騙されないようにして、中国に一刻も早く民主化を実現させる。それによってアジアも平和になれる」との趣旨で発表されました。
モンゴル自由連盟党幹事長のダイチン氏は南モンゴルを代表して素晴らしい発表をしました。要旨は以下の通りです。
今、チベットで90人の焼身自殺者がでています。このような悲惨な状況を見て、我々はとても黙ってはいられないと思います。中国共産党の残酷な抑圧に反抗して焼身自殺するほどではないものの、このような悲惨な状況は60年前に南モンゴルでも発生していました。南モンゴルを侵略し、モンゴル人の「自治政府」を格下げして名ばかりの「自治区」にした中国共産党。共産党に追い詰められ、首を絞める、井戸に飛び込む、首を切るなどの形で自殺させられた人数は多かったのです。中国共産党は、その時の人殺しの経験を生かしてチベット人やウイグル人に対しても実践し、「模範自治区」を作った経験をチベットや東トルキスタンで発揮しています。これにとどまらず、中国共産党独裁政権はこうした経験を香港、台湾に拡散させ、今や日本や東南アジアまで拡散させるつもりです。そのため、日本、べトナム、ミャンマーなどの国々やチベット、東トルキスタン、南モンゴルなどの人々が団結し、世界中に広がろうとする共産主義の悪霊を破滅させなければ、アジア諸民族の自由や民主と民族自決は実現できないでしよう。
南モンゴルの自由民主のための国旗が統一され皆さんにも認められています。そして、「モンゴル自由連盟党」の主席ルービン氏や「内モンゴル人民党」の主席テムチルト氏や高僧アジャ・リンボチェはモンゴル民族の民主運動をリードする中枢になっております。また、皆さんと一緒にアジアの自由民主のために努力しております。ありがとうございました。