2013年8月20日、オルドス市ウーシン旗で牧畜民バヤンバートル氏(享年58)が草地を守るために中国鉄道局第23工事隊の漢人工員によって打ち殺された事件が起こった。しかし、現在事件の解決はおろか、被害者の遺族を含む現地住民数十名が当局に不法に拘束されている。加害者側は、被害者の大切な命の対価をまたも金銭で解決しようとしている。また近年各地でモンゴル人の家畜がトラックにひき殺される事件や土地が不法に占有されることが頻発している。中国において、内モンゴルのモンゴル人の基本的権利および財産は保護されるどころか、重大な侵害および損害を被っている。
このような事態に鑑み、われわれ在日モンゴル人は、中国及び地方政府に対し、基本的権利の侵害に強く抗議すると共にモンゴル人の基本的権利及び財産、土地の保護を強く求めたいと思う。
われわれには中華人民共和国の公民として政府および当該地方政府に対し、抗議やデモを行う権利は憲法で保障されている。
したがって、中国の関連法規に基づき、2013年9月8日(日)、13:00から中華人民共和国駐日本国大使館前で抗議デモを実施することになった。この活動は政治的活動ではなく、政府に対してモンゴル人の基本的権利の保護を求める活動であることを重ねて強調したい。正義感のあるモンゴル人の皆様にはふるってご参加をお願いしたい。詳細は追ってお知らせしたいと思う。
平成25年8月25日
在日モンゴル人同郷会