楊海英先生について

モンゴル自由連盟党は静岡大学教授・楊海英先生の著作・活動を支持します。
楊海英先生は南モンゴル出身、モンゴル名はオーノス・チョクト。日本帰化後の日本名は大野旭。モンゴル人数十万人が中国共産党政府により殺害された文化大革命期の研究で知られ、『墓標なき草原 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』は司馬遼太郎賞を受賞しました。

「南モンゴル文化促進会」主催の講演会「南モンゴルの現状」が開かれた

 昨日(10月23日)東京ボランティア・市民活動センターにて「南モンゴル文化促進会」が主催した講演会「南モンゴルの現状」に参加させていただきました。畸形な中国の社会システム、特に「内モンゴル自治区」などの少数民族地域の社会システム、制度、法律およびそれらの関係について聞かせていただきました。いわば、法律や制度は人民を奴隷化するためであり、国際社会に見せるためだけである。法律の上に行政権力はあり、またその上に党委書記があるという。「内蒙古自治区」各行政機構に必ず「中国共産党党委」が存在し、「党委書記」が行政を監視や指揮するという。例えば、ガチャ(町か村)党支部書記が村長の上で、ソム(町か市)党委書記がソム長を指揮する。旗や県(市か郡)党委書記が旗長を指揮し、盟や市(旗の上級の市)の党委書記が盟長を指揮する。一番上の自治区主席と言っても北京から直接派遣している自治区(県)党委書記に使われるそうだ。また、これほどの行政や党委の上下級の間に法律や道徳それに人間性も完全に無視され、いわゆる権力と利益の取引だけを重く見るそうだ。そのため、行政幹部の殆どが共産党員であり、さらに行政を指揮する党委書記になるために、毎日のように上級党委の書記に賄賂を送ることしか考えないそうだ。

 文字通りに、中国共産党は中国人(漢民族)の共産党である。人民の利益を代表すると言っているが人民の財産や命を勝手に奪い、自分だけの利益を代表している。モンゴル人がそれに入ったらモンゴル人の立場に立ってモンゴル民族の利益を守ることはできない。モンゴルというアイディンティティーがばれるだけで自分の官位を高める道が閉ざされるところか「反党反革命分子」や「民族分裂分子」、「祖国分裂分子」や「スパイ」などの無実の罪に着せられて牢獄に置かれるに違いない。このように中国共産党は誘惑と恐怖の手段でモンゴル民族を支配し、モンゴルの資源や財産を奪い続けているという。

ジリガラ

デモ行進が「パンオリエントニュース」記事に

パンオリエントニュースにデモ行進の記事「新宿で反中デモ、南モンゴル独立の訴え」が載りました。以下はその抜粋引用です。
http://www.panorientnews.com/jp/news.php?k=1901

 デモ主催団体である「モンゴル自由連盟党」の幹事長、オノホルド・ダイチン氏はパンオリエントニュースとのインタビューに対し、「日本では中国が大国だと言われているが、実は中国は我々の南モンゴル、そしてウイグル、チベットを侵略することで大きくなっているのだということを今日訴えたかった」と語った。「侵略されてからの63年間の経過を見ると、ものすごい弾圧・虐殺・略奪・破壊がずっと続いている。今この真実を世界中の人に知らせることはとても大きな意味があるのではと思う」。

(全文は元サイト記事にて)                               

中国共産党の63年にも及ぶ弾圧・虐殺に抗議する 南モンゴルデモ行進 メッセージ

9月29日の中国共産党の63年にも及ぶ弾圧・虐殺に抗議する 南モンゴルデモ行進で寄せられたメッセージです。

中華人民共和国人民代表大会、
中国政治協商会
中国政府及び胡錦濤、温家宝

中華人民共和国の南モンゴル占領から63年。日本及び他の国々に居住する南モンゴル人一同、中国による南モンゴルでの人権弾圧、そして環境や伝統文化を破壊した残虐な行為に対して強く抗議します。
中国共産党による六十数年の植民支配の間、政府の打ち出したあらゆる「政策」により、モンゴル人の土地や資源は漢人達に奪われ、モンゴル人学校は廃校され、道徳や価値観、伝統文化は極めて大きな損害を受けました。政府のあらゆる「政策」はモンゴル人の権利を無視し、環境保全に配慮せず、モンゴル草原の砂漠化を進行させました。中国政府の違法な支配によりモンゴル人の子供は漢化され、民族浄化が進められています。我らの先達であるハダ氏とその家族、そしてホーチンフ先生は違法に逮捕されました。それ以来、残虐きわまる暴力に晒されてきました。これを見てモンゴル人は黙るべきではありません。

今日、我々は中国政府に対し以下の通り抗議いたします。

1、 南モンゴルの中国共産党党委を解散させ、南モンゴルに派遣した漢人の役人を引き上げろ。モンゴル人は、現在南モンゴルに存在するあらゆる政府機関を適法であると認めない。モンゴル人はモンゴル人の政府機関を設立する。
2、 南モンゴルにおいて行われているすべての宣伝をやめ、マスコミ機構を無効にさせろ。モンゴル人はモンゴル人の新聞や刊行物を作り、モンゴル人の知る権利や言論の自由を保障する。
3、 南モンゴルにおける教育機関や学校を通じたモンゴル人への愚弄や洗脳を即時にやめろ。私たちはモンゴル人の教育の権利を守り、廃校となった学校を再建し、「モンゴル語専門学校」を再生させる。
4、 南モンゴルのすべての「国有企業」や環境汚染企業をモンゴル人の手に戻せ。我々は自分の資源を自分で開発利用する。
5、 ハダ氏とその家族、ホーチンフ先生を即時に自由な身分とせよ。彼らが記者と面会する基本的人権を尊重せよ。また、モンゴル人を秘密裏に逮捕したり、脅迫を加えたり、殺害したりする暴虐行為を即時にやめろ。我々はモンゴル人迫害に関与した警察や政府役人の罪を社会に公布し、法的責任を追及する。

南モンゴル人デモ実行委員会
2012年9月29日


南モンゴル人権保護同盟主席テムチルトさんによる
中国の侵略を抗議する南モンゴル人デモへのメッセージ

中国共産党は南モンゴルで残虐な植民支配を進行する63年目を迎え、私は「南モンゴル人権保護同盟」の代表として、中国の侵略を抗議する南モンゴル人デモ進行に参加した皆様へ、南モンゴルを応援する日本の国民、日本で留学や仕事する南モンゴル人達に深く感謝の意を申し上げます。同時に平和を愛し、自由民主重んじ、安穏・幸福を求めるすべての人々の南モンゴルへの理解や支持に感謝を申し上げます。
南モンゴルは中国共産党の残忍でかつ非人道的植民支配に蹂躙されて63年となります。この63年はモンゴル民族の長い歴史の中で最も悲惨な時期であります。これはモンゴル民族の悲哀でありながら日本人の悲哀でもあります。世界の歴史的悲哀でもあります。このような悲惨な歴史は他の民族や国々へ拡散しています。まず、東トルギスタンとチベットに拡散し、後に香港に拡散した。現在は台湾や日本、それに東南アジアへも蔓延しています。
世界中の人々は共同にして残虐な共産主義を除去する今日、13億人の中国人が中国共産党の愛国主義教育に洗脳され、愚弄され、違法的である中国共産党政権の存在を黙認しています。それとも中国共産党の軍事拡張や中華侵略思想を認めている。
そこで、私たちは力を合わせて中国式共産主義の拡散を阻止しなければなりません。南モンゴル人の自然環境や伝統文化を守らなければなりません。私たちと同じような運命に陥っているウイグル人、チベット人の自由運動を応援し、全世界に尊重されている自由・民主の成果を保護します。台湾と日本の自由・民主及び安全・繁栄を保護します。
最後に、自由と平和を愛する皆様に再び感謝を申し上げます。南モンゴル人は皆さんの温かい応援や支持を絶対に忘れられません。

南モンゴル人権保護同盟主席テムチルト
2012年9月29日 ドイツから


南モンゴル人権情報センターの代表エンフバトトゴーチョグさんの応援メッセージ

皆様、こんにちは。
アメリカのニューヨークを拠点とする南モンゴル人権情報センターのエンフバトトゴーチョグです。中国の独裁政府の人権蹂躙と侵略主義に抗議してきた日本人の皆様に御礼を申し上げます。南モンゴルの人権、自由と自決権のため、数多くの努力をされてこられた、在日南モンゴルの活動家たちにも、御礼申し上げます。
63年前に、新しく建てられた共産主義の中国は我が国南モンゴルを武力で侵略し植民政策を行いました。大量の漢人移民は続き、モンゴル人たちは自国で少数になって、南モンゴルは典型的な中国植民地になってしまいました。自然と人間のバランスを見事に保ってきた遊牧生活様式が、今、中国政府によって基本的に否定され、強制的な変化を強いられています。
モンゴルの伝統的な文化と独特な生活様式だけではなく全中央アジアの遊牧文明の基盤でもあったモンゴル高原の草原生態が中国政府の大量移民と草原開発の政策の下で現在は貧弱不毛の地になっています。
草原生態を破壊して地上の大気、水と土壌を完全に汚染した中国政府は今南モンゴルの地下資源に目をつけその資源略奪政策を強めています。近年、中国は植民支配者の略奪政策を自慢するように南モンゴルを“中国のエネルギーベース”あるいは“中国のエネルギー供給地”であると世界中に宣伝しています。犠牲者になっているのは原住民のモンゴル人と傷だらけの草原です。
中国政府の植民政策と人権侵害を批判し、自由、人権、原住民の自決権および独立へのために戦っている南モンゴル人は皆分裂主義とのレッテルを貼られ、無条件に単圧されています。南モンゴルの自由と民族自決権を求めたハダ氏が15年間監禁されて2010年12月10日に釈放されるはずでしたが、現在もフフホト郊外のある闇監獄に禁固されています。中国政府は南モンゴルの自決権と自治権だけはなく、人間としての基本的な人権と自由も略奪したということです。
中国政府の最近の動きから見れば、この独裁政権の侵略主義と領土拡大の野望は南モンゴル、チベット、東トルキスタンと台湾だけに止まりません。近隣の国々とアジア全体の安全をも脅かしています。だから、自由、人権と民主を愛する日本国民も中国植民地支配下のモンゴル人、チベット人とウイグル人も力を合わせて皆で抗議しなければなりません。一緒に頑張りましょう。ありがとうございます。


高田 純 南モンゴルデモ行進応援 メッセージ
2012年 9月29日 伊勢神宮より

ダイチンさん、そして南モンゴルを応援するみなさん、こんにちは!
日本シルクロード科学倶楽部会長の高田純です。
本日は、人道と正義の集会です。
私は、今来ています、伊勢神宮より、皆さんを応援します。
近年、尖閣・沖縄の覇権に公然と向かってきた帝国主義チャイナの原点は、1949年に始まったシルクロード3国チベット・東トルキスタン・南モンゴルへの非道な侵略にあります。21世紀の今も、その植民地で虐殺が続いています。
楼蘭遺跡周辺で、総威力20メガトン、広島の1375発分の核を爆発させ、中共は19万人以上を虐殺しています。彼らは、人間の道を外れた悪魔です。
シルクロード3国の悲劇は対岸の火事ではありませんでした。今、東アジアでも、帝国主義チャイナが悪事を働いています。沖縄が危ないのです。
私たちは、神の側につく正義をもって、チャイナに巣を作った悪魔と闘い、勝利しなくてはなりません。
みなさん、本日の南モンゴル支援のデモ行進を成功させましょう!
ありがとうございました。


アジア・太平洋条約機構幹事 理学博士両角昌清のメッセージ

ご来賓の皆様、南モンゴルデモ行進にご参加の皆様、今日は良くいらっしゃいました。アジア太平洋条約機構は皆様を歓迎致します。本日は当組織から PACTO-JAPAN の寺沢幹事が出席して居ります。
さて只今ニューヨークで国連総会が開催中で多くの緊迫した国際問題が討論されていますが中国の西方西北方隣国への不法侵略、人権侵害、資源乱開発、環境破壊、又中国の東方海洋、太平洋地区進出の諸問題は国連事務総長バン?キムーンに当組織から書簡を送付しました。 この ”南モンゴル行進” のご挨拶は其の一部です。 此処で国連について一言申し上げます。国連は世界に対して公平な組織であるべきですが安全保障理事会常任理事国の一つは中国です。ご存知の様に最近のシリア内戦の例でも見る様に中国は自国の利益の為ロシアと謀議して何時も拒否権を行使し此の為に何万もの無実なシリア市民が殺害されて居ます。ですから中国に不利な事は国連に請願しても無駄であり、 比喩的に言えば、警察署長自身が泥棒であれば 盜難物を警察に請求に行っても無駄です。しかし国連で発表することにより国際社会の総意を得る事により盗品を取り返す事は可能です。
大型な中国の隣国侵略は数十年前に端を発します。中国北西部では歴史的に不法な侵略と民意に反する自治区の構成が行われました。ご存知の様にチベット、ウイグル、南蒙古、満州、香港、台湾はこの例です。最近はアジア太平洋地区のベトナム、フィリピン、日本迄中国の侵略が及び今週はその矛先が尖閣諸島に向けられ日本領海が侵されています。中国の基本戦略方針は世界の中国化です。その第一段階は隙のある時其の領土に侵入します。そして其の地域を自治区にします。第一段階は手慣らし段階である程度の自由を与えながら相手国を洗脳します。アフリカ等は今此の段階でしょう。アフリカ人は気が付いていない様ですが中国の最終目的はアフリカの地下資源です。南蒙古の場合は世界の99%のレアアースは内蒙古から発掘されるので其の横領です。第二段階では住民を捕虜にしてしまったので人権侵害、蹂躙、民族掃化、虐殺、拷問、略奪が繰り返され、強引な農業転換政策等が行われ、自治地区参政権は奪われ、漢民族入植優先政策で原住民は貧困化され、モンゴル人学校廃止及び合併され南蒙古の文化は消滅されるか中国観光の“見せ物”と化します。そして第三段階の完全支配に到達します。
それでは如何にして中国の世界侵略を阻止しますか?中国は前にも申し上げた様に全く倫理道徳の無い国です。いわばゾンビの集合で其のゾンビに噛まれると新しいゾンビが生まれると言う仕組みです。一度ゾンビに噛まれてしまうと色々と反対運動に不自由が生じます。そこで未だ噛まれていない国と共同して現在の状態から脱出することです。まさに此のデモ行進は其の手段の一つで、ウイグルでも十月一日に大型デモ行進をするそうです。チベットは先月東京の中国大使館前でデモ運動を行い決議書を中国大使館に提出しました。決議書には履行日と不履行の罰則を明記する事です。とくに南蒙古、チベット、ウイグル、満州、香港、台湾が団結する事が大切です。国連の不能の部分を補い PACTO の如き組織が力になる事は可能です。以上の様な訳で此れからは以上のグループが一体となり目的到達に突進すれば例え石の壁でも突破出来ます。ご成功を祈ります。ご清聴有難う御座居ました。理学博士両角昌清、アジア・太平洋条約機構幹事


東京都荒川区議会議員 小坂先生のメッセージ

日本国に露骨に侵略の牙をより一層露わに向けて来た支那共産党に対して、戦ってでも大切なものを守る覚悟を持つ方が増えつつ有るこの時に、南モンゴルで民族自決の権利どころか、人間としての尊厳を破壊され、同志が投獄・拷問されている現状に明確に抗議をし、日本人とモンゴル人、そして支那と戦う覚悟を持つ各国の有志が集うデモがこうして開催されること、心から喜んでおります。
そうした各国の危機感を持つ同志で連帯の輪を広げ、行動をしていく先頭に私も今後も立ち続けます。経済や友好よりも、民族の誇り、尊厳、縦糸の継承こそが上位で優先されるべきであり、そうであるなら、支那共産党の血塗られた支配とは戦っていくことが、モンゴル人、日本人にとって必然となります。
本日は同時刻に日本創新党の臨時党大会が有り、デモへ参加できませんが、心は同じです。同じ想いの日本人が全国に多くいるとうことも、明確にお伝えします。共に声を挙げ、行動し、戦い続けて参りましょう!


 皆さん、こんにちは。
 今日は出張のためデモに参加できず、非常に残念です。
 今日のデモは中華人民共和国の建国記念日の前に行うということで、非常に意義のあるデモである思います、中華人民共和国の記念日である本日は、モンゴル、ウイグル、チベット初め、中共から侵略された全ての民族の人間としての全ての権利が奪われた、民族としての文化、アイデンティティ、歴史の破壊が始まった日であります。
 この日から私たちは20世紀の新奴隷制度の犠牲になり始めたのです。私達はまず、自分たちの歴史を勉強できなくなりました。次に我々各民族のアイデンティティを破壊され、自分たちの言葉でお互いに交流できなくなるようにされました。南モンゴルでは中共からの弾圧から自分を守るために、多くの人々は自分たちが誇りと思ってきた民族身分を隠して、名前まで漢化して生活せざるをえなかった。このような弾圧は、いまウイグルとチベットでも続いています。
 中国共産党の行いは、暴力で支配した全ての民族を絶滅するという原始的で野蛮なやりかたです。このようなやり方に世界が黙認し続けている結果彼らは、アジア全体を自分たちの支配下に置いて、アジアはいわゆる中華民族のものにしたいという行動をあらわにし始めています。尖閣諸島、南シナ海を侵略する計画はその明らかな証拠であります。
世界の平和を守り、自由を失った人々の自由を取り戻すのは我々の責任であります。このために、もっともっと頑張らなければならない時代に我々は生きています。
 どうか皆さんこれからも手を繋いで頑張りましょう、宜しくお願い致します。有難うございました。

平成24年9月29日 台北にて
イリハム マハムティ。

中国共産党の63年にも及ぶ弾圧・虐殺に抗議する 南モンゴルデモ行進 動画・写真

9月29日の中国共産党の63年にも及ぶ弾圧・虐殺に抗議する 南モンゴルデモ行進、多くの方にご参加頂き、また南モンゴルを支援するメッセージを頂き、ありがとうございました。以下は当日の写真・動画です。
























「中国共産党の63年にも及ぶ弾圧・虐殺に抗議する南モンゴルデモ行進」参加者の皆様への御礼

9月29日、東京新宿の柏木公園にて行われた「中国共産党の63年にも及ぶ弾圧・虐殺に抗議する南モンゴルデモ行進」に参加された皆様、本当にお疲れ様でした。また多くの方から南モンゴルを支援するメッセージを頂き、ありがとうございました。あらためて、皆様に心より感謝のお礼申し上げます。

大勢の方々が参加され、応援してくれたおかげで、デモ行進が無事で、また成功できたかと存じます。その上、当日は天候にも恵まれました。これは、アジアの平和と発展の敵、人類の平和の敵である中国共産党への抗議を仏様も応援しているということの象徴でしょう。

中国共産党が南モンゴルを侵略してから63年になりました。振り返ってみれば、我々南モンゴル人のこの63年の歴史とは、侵略され、虐殺され、略奪された63年間であるという言葉に尽きます。

中国共産党の南モンゴルを侵略した行為が、さらに拡大して、ウイグル、チベットまで及びました。いまや東南アジア、東アジアの方まで侵略行為を拡張しようとしています。アジアの国々が連帯して、中国共産党のこの侵略行為を阻止しなければいつまでもこのアジアに平和は訪れません。

これからも我々南モンゴル人は、自分たちの自由、民主主義、自決権を勝ち取るまで中国共産党と闘っていきますので、皆様、ぜひご支持とご支援よろしくお願い申し上ます。

さて、29日デモ行進の際、南モンゴルの自由民主運動のための募金活動も行いました。当日のカンパ金額合計は66,826円 であることを公表すると同時に、カンパしてくださった皆様の温かい心に感謝御礼申しあげます。本当にありがとうございました。

南モンゴルの為に皆様から頂いた大切なお金ですから、南モンゴルの為に使わせていただきます。29日のデモの申請手続きその他実行委員会に帰属するべき費用を立替えた分やデモそのものに掛かった費用はカンパから充当します。残りは、今後の南モンゴル自由民主運動の基金になります。私たちは今後とも、南モンゴルのためのデモ行進、集会や勉強会などを計画的に続けていく所存です。

これからも南モンゴル自由民主運動へのご支持、またご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

南モンゴルデモ行進実行委員会 代表 オルホノド・ダイチン

「アジア自由民主連帯協議会第五回講演会」にダイチン幹事長が参加いたしました

 「南モンゴルの現状」をテーマに東京・下北沢にて開催された「アジア自由民主連帯協議会第五回講演会」にダイチン幹事長が参加いたしました。「アジア自由民主連帯協議会」様のこちらのページにて当日の模様が掲載されております。

 以下、同ページを要約いたします。動画もぜひご覧ください。

アジア自由民主連帯協議会 第五回講演会「南モンゴルの現状」

 7月28日、東京下北沢タウンホールにて、「南モンゴルの現状」と題し、二人の日本在住モンゴル人、ケレイド・フビスガルド(アジア自由民主連帯協議会副会長、内モンゴル人民党)オルホノド・ダイチン(アジア自由民主連帯協議会常務理事 南モンゴル自由連盟党)が講演を行いました。
 フビスガルド氏は南モンゴルの自治区の形成がチベット・ウイグルなどへの侵略の予行演習とも言えるものであったことを指摘し、南モンゴルで現在も続く抵抗運動について紹介。特に昨年の石炭業者による牧人轢殺事件(こちらを参照)に対しては大きな反発があったことを報告しました。また、南モンゴルの砂漠化は中国政府が宣伝するように遊牧が原因なのではなく乾燥地帯で無理に農業を行っていることが原因であること、経済発展していると言われるが実際のモンゴル人の生活水準は低下していることを報告しました。
 ダイチン氏は二次大戦前後の厳しい国際政治の中、ソ連・中華民国・中華人民共和国などの中で翻弄されたモンゴルの歴史から語り始め、また文化大革命においては漢民族の差別意識の中、漢民族同士で生まれた犠牲と比べても極めて苛烈なモンゴル人虐殺・弾圧が行われたことについても報告しました。いま中国では民主化運動が起き始めているものの、こうした差別意識の中で民主化が成功に至らないのではないかという見解を示し、さらに現代においてはモンゴル人の一部が政府側・弾圧する側に回っていることの問題も指摘しました。

「共和国」と「民族自治」

 「中国」が建国されてから丁度100年が過ぎた。100年前に「中国」は存在せず、シナはマンジュの植民地であった。
 かつて「中国」には「五大民族」という言葉があったそうだが、いつ頃の事なのかは明らかではない。ある人は「五大民族」とは「清朝の維新運動」の頃の「五族協和」、あるいは孫文が提唱した「五族共和」から来る概念であり、中華民国が清朝支配領域を継承することを視野に入れたスローガンであると説明している。しかし、いつ頃、誰が、どのような歴史的文脈で、また、いかなる目的で提唱したのかは不明である。
 清朝末期の腐敗した官僚による「独裁政権」が、「人権弾圧」や「民族差別」による「非人道的」支配を行っていたため、「国民」の不満が高まり、人々が「自由・民主・平等」を政府に要求したことを「清朝の維新運動」と言うそうだが、孫文が提唱した「五族共和」が、そうした文脈とは全く関係のない別の意図から出た言葉であることは明らかである。
 1906年の「中国同盟会軍政府宣言」の中で、孫文は「駆除韃虜、回復中華、建立民国、平均地権」の四箇条を提唱する。のちに最初の二箇条は「民族主義」、後ろの二箇条はそれぞれ「民権主義」、「民生主義」と言い換えられ、「三民主義」として広く知られるようになる。
 「韃虜」というのは本来、シナ人がモンゴル人を指して呼んでいた言葉であるが、ここではマンジュ人を指している。すなわち、かつてモンゴルを追い出して明朝を建てたように、マンジュを追い出してシナ人の民族国家を設立しようと呼びかけているのであり、そこには「韃虜」との「共和」も「協和」も入る余地が全くないのである。
 ところが、辛亥革命が成功して1912年1 月1日に中華民国が建国されると、孫文は一転して「五族共和」を唱え始める。この「五族」は漢(シナ人)、満(マンジュ人)、蒙(モンゴル人)、回(ウイグル人)、蔵(チベット人)を指しているが、この五つの民族はいずれも独自の歴史、国家、領土、言語、文字を持つ別々の存在である。1935年当時の中華民国の領域内には約400の「少数民族」がいたという調査報告もあるそうだが、政府が公式に認めていたのは、この「五族」だけであった。
 当初は追い出すべき対象であった「韃虜」達との「共和」とは、中華思想を背景とする侵略主義に他ならない。「五族共和」とは、モンゴル、マンジュ、ウイグル、チベット等の隣国に対する軍事占領と同化政策を推進するための思想であり、モンゴル人、マンジュ人、ウイグル人、チベット人の側から見れば「国父」孫文は中華帝国主義を掲げる侵略者なのである。
 この100年間に「共和」されたモンゴル、マンジュ、ウイグル、チベットの領域は各省に分割され、マンジュ以外の三民族においては、それぞれ100万人前後の人々が虐殺されたとされている。「被共和者」には名ばかりの「地域自治」が与えられたが、こうした「自治区」では、「共和者」であるシナ人達がやりたい放題であり、恒常的に環境破壊、資源略奪、人権弾圧が行われている。
 1912年に成立した「中国」は、翌1913年からモンゴル侵略を開始した。1921年にモンゴル北部の「外蒙古」が独立したが、モンゴル南部は「中国」の「内蒙古」とされた。まもなく「共和者」であるシナ政府の移民政策により、モンゴル南部の人口はモンゴル人よりもシナ人の方が多くなってしまう。民族滅亡の危機に瀕した南部のモンゴル人達は、1930年代にデムチクドンロブ(徳王)を中心に結集し、シナ政府に対して「モンゴル民族自治」を要求したが、シナ政府はこれを「モンゴル地域自治」と修正して許可した。彼らは「民族自治」の延長線上に国民国家の形成があることを熟知していたからこそ、あえて民族と関係のない概念である「地域自治」という用語を選択したのであろう。
 その後、数百万人を殺戮して政権を奪取した中国共産党は、孫文の「五族共和」路線を変更せず、さらに推進する政策を実施してきた。1950年代から「民族識別工作」を実行し、建国当初の9民族から、1954年までに38民族、1965年までに53民族を創造し、現在では55の「少数民族」を認めている。
 中華人民共和国の「民族自治法」によると、「少数民族」の集住地域は「区域自治の領域」として指定され、その地域では「少数民族」の文字と言語を使用する権利、一定の財産管理権、一定規模の警察や民兵部隊を組織する権利、区域内のみで通用する単行法令の制定権などが認められている。
 しかし、実際には民族区域への移民や、少数民族に対する虐殺がエスカレートした。例えば、1950年の「新疆ウイグル自治区」では、シナ人の人口比率が7%未満であったが、1991年には40%を超過し、ウイグル人は自治区内の少数派に転落してしまった。「内モンゴル自治区」は最も悲惨な状態にあり、移民してきたシナ人の人口はモンゴル人の10倍にも上る。また、チベットでは人口の約5分の1 に当たる120万人のチベット人が「共和」により殺害された。
 最近、「地域自治」から「民族自治」に変更するべきであるという主張を耳にするが、デムチクドンロブの時代であればいざ知らず、今さら「民族自治」という言葉に換えてみても悲惨な状況が改善されるとは到底思えない。
 シナ人植民者に遵法意識も人道性の欠片もないことは、今日までの歴史が十二分に証明している。美辞麗句が書き込まれたシナ人の六法全書を手渡されても、奴隷状態にある現代の「韃虜」達にとっては、トイレット・ペーパーほどの価値すらもないのである。
 トイレット・ペーパーの中に自由を探し求めても無意味である。使用済みのトイレット・ペーパーはトイレに流さなければならない。


ジリガラ

モンゴル自由連盟党Webサイトにサイバー攻撃

平成二十四年五月十日。この日は自由連盟党Webサイトでも紹介してきた、南モンゴルでの「メルゲン氏惨殺事件」からちょうど一年にあたる日であった。漢族の強引な開発業者から草原を守ろうとしていた、牧民であり環境保護活動家のメルゲン氏が無残にもトラックで轢き殺された事件だ。
南モンゴルでは石炭資源などを目的にして漢族の開発業者が多く入りこんでいる。その開発自体が南モンゴルから中国中心部への資源収奪であると同時に、石炭の採掘そのものが草原の破壊を引き起こしている。草原保護のための決められたルール(例えば、トラックで石炭を輸送するときは定められたところを走ることによって大々的な破壊が起こらないようにする)を守らない漢族業者によって草原が大いに破壊されている。メルゲン氏はこれを阻止しようとし、惨殺された。
その死に際し、犯人が「自分たちのトラックには保険が掛けてあり、臭いモンゴル牧民の命なんて四万元(約五十万円、「四十万元」説もあり)にしかならない」などといったことが南モンゴル人の怒りに拍車をかけた。そもそも、モンゴル人にとって草原というのは象徴的な意味でもきわめて重要なものである。モンゴル民族は概して穏やかなのんびりとした人が多いところがあるが、彼らにとって決してゆずれないものが草原とチンギス・ハーンだ。南モンゴル現地での抗議デモは中学生まで参加する大規模なものとなった。日本国内での抗議活動にも、中国政府からの監視がきびしく政治的活動に及び腰となりがちな南モンゴル人留学生がはじめて参加するといったケースが多く見られた。
五月十日はそのメルゲン氏惨殺事件からちょうど一年にあたる日で、モンゴル自由連盟党も中国大阪総領事館前での抗議活動を前日Webサイトでアナウンスしたところであった。サイバー攻撃は、その晩に始まったのである。
翌十一日朝、私は自由連盟党メンバーから相談を受けて党のWebサイトが閲覧できないことに気付いた。そして党が契約しているサーバ業者に代理で連絡をとり、サーバが昨晩から不調であるという説明を受けた。その際はただの不調というニュアンスであったが、夕刻には原因がサイバー攻撃であった旨の連絡を受けた。
このとき受けたサイバー攻撃は、いわゆるDDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack)という有名かつ単純なものだ。まずDoS攻撃から説明する。我々がWebサイトを見たいときは、使っているコンピュータからWebサイトに向けて「ホームページに載っている情報(文章・画像など)を送って下さい」という依頼を送る。これ自体はきわめて正当な行為である。しかし、これを短時間に異様な回数(例えば一秒で一千回など)行うと、DoS攻撃になる。Webサイト側が要求を処理できなくなり、パンクしてしまうからだ。
もっともDoS攻撃は、攻撃を仕掛けているコンピュータからのアクセスを遮断してしまえば対処ができるからまだ問題が少ない。問題はDDoS攻撃で、これは様々な場所にある大量のコンピュータを用いて同時にDoS攻撃を仕掛けるのだ。しかもそのコンピュータは、セキュリティが甘い赤の他人のコンピュータを乗っ取ることで用意されたものが多い。Webサイトの管理者は無数のコンピュータから攻撃され、それぞれの通信を遮断してもまた別のコンピュータから攻撃され、収拾がつかなくなってしまう。「Aさんのコンピュータが私のWebサイトに攻撃を仕掛けています、やめて下さい」とAさんに要求しようとしても、Aさんは自分のコンピュータが乗っ取られているという自覚がないので対応は厄介だ。結局、管理者側でAさんからの通信をシャットアウトするしかない。だがしまいには、「アクセスが来たが、このAさんのコンピュータは以前に攻撃を仕掛けて来たものであるから通信を全部遮断しよう」という判断をするだけでもサーバの処理能力が埋まってしまう。
モンゴル自由連盟党のWebサイトが置かれたのは、まさにそのような状況だった。業者の説明によれば、三時間で四五〇万アクセスといった強烈な攻撃が仕掛けられており、攻撃者か一般人かなどを判断する「ファイヤウォール」の接続処理能力の99%がモンゴル自由連盟党に来るアクセスのため使われる状態となったそうである。この原稿を執筆している五月十八日現在、最も攻撃が激しかった時期と比べれば自由連盟党のWebサイトはかなり安定してきているが、予断を許さない状況だ。
Webサイトというのは一台のサーバ用コンピュータの中に複数入れて管理されていることが多く、自由連盟党が攻撃を受けると同じコンピュータの中にいる無関係のWebサイトまで閲覧不能になってしまう。業者からも、あまり攻撃がひどいと他の利用者にも迷惑がかかるため、Webサイトの停止、最悪の場合は退会がありうることをほのめかされている。
DDoS攻撃は二〇〇〇年頃、大手サイトのYahooやイーベイがダウンしたことで有名になった。それから十年が経っても、単純であるがゆえに抜本的な対処方法が存在しない難しい問題だ。なんといっても、攻撃を仕掛けてきているのは本当の攻撃者ではないのだから、背後にいる元の攻撃者がなかなか見えない。今回の攻撃が誰によって企図されたものかは不明であるし、犯行声明のようなものも出ていないが、中国政府の関係する団体にしろ、自発的に攻撃行動に出た跳ねっ返りのIT系学生か何かにしろ、自由連盟党の主張に対して反感を抱いている者の政治的な攻撃であったことは確実だろう。
特に問題なのは、自由連盟党だけでなく、同じサーバに入っている他ユーザーにも迷惑がかかるということだ。効果的攻撃である。汚い手口のヤクザが、叩きたい本人ではなく周辺にも嫌がらせをするのと同じことだ。
いずれにせよ、こういったDDoS攻撃に対する抜本的な回答は最先端にいるエンジニアですら十分に備えているとはいえない。それでいて、パソコンマニアの学生ですら攻撃を仕掛けうる可能性があることにDDoS攻撃の恐ろしさがある。「卑劣な攻撃を受けた」事実をしっかりと世間にアピールする能力を持つこと、攻撃を受けた際にすばやく避難場所を用意できること――など、対処療法的手段についても普段から考えておく必要はあるだろう。今や政治主張の場は、小さなサイバー戦争の場にもなりつつある。

(Web製作支援担当:佐藤陽太)