平成25年11月6日、大東亜会議七十周年記念大会実行委員会と呉竹会・アジアフォーラム開催の「大東亜会議七十周年記念大会」にモンゴル自由連盟党が参加しました。南モンゴル問題研究所による報告です。 憲政記念館で開かれた会議には約500人が参加し、共同代表である加瀬英明氏、頭山興助氏らが講演されました。会議の実行委員と協賛団体には自由連盟党の他、アジア自由民主連帯協議会、アジア民主化促進協議会らのメンバーの名前があります。
今から70年前、つまり昭和18(1943)年11月6日に、大東亜戦争の激戦が続く中、当時のアジア七ヶ国の首脳が東京に結集し、帝国議事堂(今の国会議事堂)で、大東亜会議を開催しました。この会議は世界初の有色人種サミットでした。大東亜戦争以前のアジアの独立国は、わずかに日本、中華民国、タイ、満州国の四ヶ国を数えるのみでした。大東亜会議には、戦争中に日本との協力の下に独立を実現したフィリピン、ビルマ両国が参加し、また当時独立は果たしえていませんでしたが、インド国民軍を率いて日本と共にイギリスとの独立戦争を戦っていた自由インド仮政府首班も参加しました。会議では、中華民国の汪兆銘行政院院長、タイのワンワイタヤコーン内閣総理大臣代理殿下、満州国の張景恵国務総理大臣、フィリピンのラウレル大統領、ビルマのバー・モウ内閣総理大臣、自由インド仮政府のチャンドラ・ボース首班、そして主催国である日本の東條英機内閣総理大臣らが参加しました。その会議で、「道義に基く共存共栄の秩序を建設する」、「万邦との交誼を篤うし人種的差別を撤廃し普く文化を交流し進んで資源を開放し以て世界の進運に貢献する」という大東亜宣言を満場一致で選択しました。この精神は、この後アジア・アフリカ諸国の独立と、欧米における人種平等政策となって結実しました。
しかし残念なことに、ここアジアにおいては、チベット、モンゴル、ウイグル、満州の諸民族は独立を奪われ、未だに道義も国際法も守らない独裁政権が中国、北朝鮮などに存続しています。大東亜宣言の精神は、未だに実現していない理想像として生き続けています。戦後に、この歴史的会議の意義は戦勝国によって、また日本の多くの心ない言論人・政治家によって否定され、この大東亜会議参加国をまるで日本の傀儡政権であったかのように描く論調が未だに跋扈しています。
大東亜会議開催から70周年を迎える日に、「私たちはこの記念すべき年にあたり、宣言採択と同じ日に、記念大会を開催すると共に、アジア独立の志士たちを讃え、彼らの独立運動を支持した日本の歴史的意義を自らの歴史を奪われ見失いつつある日本国民に訴えるものです」と、開催者が宣言し、会場は非常に温かい雰囲気に包まれました。
会議では、世界ウイグル大会の代表であるラビア・カーテル氏のメッセージが伝えられ、トゥール氏も現在のウイグル人においての残酷な現状について講演しました。アジアでは、日本は唯一の強力な国家として、インド、フィリピン、ビルマ、チベット、ウイグル、南モンゴル及び東南アジアの国々と結集し、アジアや世界の悪魔である独裁政権を持つ中国に対して強烈に抵抗し、世界の平和と安定に貢献するべきであると考えられます。
南モンゴル問題研究所 …